本日の1枚 にほんのうた 第ニ集

 V.A. / にほんのうた 第ニ集 (CD)

にほんのうた 第ニ集

にほんのうた 第ニ集

 
kobbadiva: 本日のお題は、「にほんのうた」シリーズの第2弾。
kobbanova: いや、第4弾のが気に入ったんで聴いてみたんだけど、ちょっと微妙な気がするな。童謡とかのカヴァーなんだから、無理からに独自性を出そうとなんかせずに、さりげなく気のきいたアレンジのセンスで聴かせて欲しいもんだ。
kd: 冒頭のアン・サリー『たなばたさま』なんか割りとシンプルな構成ですよね。
kn: アコギとパーカッションだけのシンプルな演奏に普通に歌ってるだけなんだけど、これがとても素晴らしい。こういうのが好いのだよ。
kd: 高橋幸宏権藤知彦の『シャボン玉』は、エレクトロニカ・ポップなアレンジです。
kn: pupaを含め、ここ数年の幸宏作品の延長線上な音で、軽やかな心地良さは好いね。無理してる感がなけりゃ、上手くハマっちゃうお手本。
kd: 他にお気に入りの曲は?
kn: 原田知世鈴木慶一の『あめふりくまのこ』が好いな。決してやり過ぎでないけど、でもやっぱ鈴木慶一な雰囲気のアレンジが素敵。原田知世の歌声もいいわ。
kd: アルバムが「微妙」なのはどのへんが気に入らなかったのでしょうか。
kn: 気に入らなかったわけじゃないけど、例えば、小池光子の『椰子の実』なんて、せっかくの素晴らしい歌声が大仰なアレンジのせいで微妙に気に入らないんだよ。こりゃ残念だ。
kd: ceroの『青い眼の人形』や遠藤賢司の『黄金虫』あたりはいかがですか。
kn: これぐらい突き抜けた感のあるハチャメチャさは逆に好感が持てるけど、でもあんまり繰り返して聴きたいとは思わないよな、やっぱり。
kd: このシリーズ、第一集も気に入らなかったんですよね。
kn: まぁ一応、第三集も聴いてみるか。