本日の1冊 鼓笛隊の襲来

鼓笛隊の襲来

鼓笛隊の襲来

 台風のように日本列島を鼓笛隊が蹂躙したり、本物の象が公園にすべり台として設置されたり、そんなお話9編を収めた短編集。
 どの作品にも共通するのは、ありそうな異世界で淡々と日常の歪みが描かれていること。
 この感覚は自分にとって妙に「リアル」に思える。
 著者の他の作品も同じパターンばかりなのではあるけど、この世界観が好きなのです。