本日の1本 トロン・レガシー

 トロン・レガシー

 
 失踪した父の手がかりを得たサムは、コンピュータ内部のデジタル世界へと送り込まれてしまう。プログラム達との戦いの末に父と再会し、デジタルな理想世界の秘密にたどり着いたサムは、、、というストーリーです。
 
 中学生のときの話。休み時間での話のはずみから、あまり仲の良くない同級生男子と一緒に映画を観に行くことになってしまいました。
 映画館までの往復の道中など、とても気まずい雰囲気を保ちつつ観ることになったその作品は、映像等への期待を遥かに下回るつまんない印象ばかり残りました。音楽はカッコ良かったけど。
 そう、その作品こそが1982年に公開された『トロン』。そして約30年後に公開された続編がこの『トロン・レガシー』であります。
 
 コンピュータ内部の世界「グリッド」で繰り広げられる命がけのゲームは、青い光を基調とした映像がとても美しく印象的ではあるものの、正直あんまりワクワクするようなものではなかった。
 ストーリーもなんだか間延びしていて、正直あんまりドキドキするようなものではなかった。
 失踪した父親との再会と別れも感動的でないし、全くと言っていいほど主人公に思い入れが持てないのですよ。
 
 つまんない、と思いました。中学生のときと同じく。
 いや、もしかしたら、中学生のときの気まずい雰囲気が記憶のどこかから呼び起こされているのかも・・・。
 見方を変えれば面白く感じられるのかなぁ。
 
 ダフト・パンクによる音楽は、なかなかカッコ良いものでありました。
 でも、前作と同じワルター・カーロス(性転換したからウェンディ・カーロスだったな)に音楽を担当して欲しかった気もする。