本日のひとりごと
子供の頃(だけではないが)、実家では京都新聞を購読していた。友達の家に遊びにいっても、どのお宅でも置いてある新聞は京都新聞だった。
だから僕は、京都に住んでる人はみんな京都新聞を購読しているんだと信じて疑わなかった。
その誤認識から当然の帰結として、東京に住んでる人は東京新聞を、大阪に住んでる人は大阪新聞を読んでいるのであろうと思っていた。
恥ずかしいことにその誤解は中学生になるまで続いたが、真実を知ったとき、自分の認識が誤っていたことよりも、京都に住んでるのに京都新聞を購読していない人がいることに驚愕し、違和感を覚えたものであります。
生粋の京都人である嫁はやはり京都新聞で育っており、新居を構えた際にも当然ながら京都新聞を購読し始めた。
まだ小さな子供たちも、自分と同じように誤解しながら育つことを期待しています。信じて疑わず継承することから、広がる文化の多様性もあると思うのであります。