本日の1本 スカイライン -征服-
- 出版社/メーカー: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
- 発売日: 2011/11/11
- メディア: DVD
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「アバター」のVFXチームが持てる技術を駆使して映像を手がけた、などと書いてあったので観てみました。
しかし、おっと思ったのは最初のほうだけ。決してショボイとは言いませんが、CG丸出しの映像にはすぐに飽きがきてしまいます。
さらにストーリーもなんかイマイチ。基本は「宇宙戦争」をなぞってるようで、映像も含めて目新しさが感じられない。部屋で隠れてるとクリーチャーの触手的な目が探して回るシーンなんて、そのまんまアレじゃないの。
謎の光で多数の人間を吸い寄せることができるのに主人公たちに対しては1人ずつ捕まえようとしたり、一貫性がないというか前後の辻褄が合わないこともしばしば。
核兵器で攻撃するのを割りと近くで見てるのになぜか主人公たちの居るビルは無傷だったりとか、突っ込みどころは満載であります。
また、それまでの展開を悪い意味で裏切るラストも残念すぎであります。絶望のうちに終わればまだなにがしかの余韻が残ったかも。
などと文句ばかり書いてきたけど、1点だけ評価したいところがあって、それはたぶん作ってる人たちがSF映画が好きなんだろうなぁということ。
今まで観てきたSF映画のカッコいい映像や何やかをあまり深く考えずにブチ込んでるかのように思えました。ゴテゴテと気持悪カッコいいクリーチャーも好き勝手してていいなぁ。
思想がもう小学生レベル。でもそれが逆に潔くて好ましい、作品としてはイマイチでも。
あと、捕まえた人間の脳ミソをクリーチャーがスポッと引っこ抜いて集めてるのも、首ちょんぱファンとしてはグッときました。