本日の1枚 初音ミク plays 月光下騎士団
初音ミク plays 月光下騎士団(ムーンライダーズ) (CD)
- アーティスト: plusico Produced by Thomas O’hara
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2011/12/14
- メディア: CD
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タイトルどおり、初音ミクでムーンライダーズの楽曲をカヴァーしたアルバムです。プロデュースしたのは、plusicoという2人組だとか。
とりあえず、それぞれの楽曲のアレンジが素晴らしい。いかにもテクノ・ポップなもの、ビッグバンドなもの、メロウ・フローターなものと多種多様なんですけど、原曲を料理するセンスがとても好いのです。
また、そのアレンジにあわせ、ミクの歌声に加えられる微妙な捻りがなかなか見事に思えました。
例えば、ビートの強いテクノ・ポップな『ヴィデオ・ボーイ』では浮遊感があったり、ギターが爽やかな『青空のマリー』では青春っぽかったりとか。
特に素敵に思えたのは、メロウなアレンジの『G.o.a.P.(急いでピクニックへ行こう)』と『Don't Trust Anyone Over30』。なんと、ミクの歌声もメロウに聴こえるんですよ。これは凄いなぁ。
ポコンポコンと跳ねまくるポップな『トンピクレンッ子』や、電子音もキュートな『涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない』なんかはいかにもボカロにピッタリだし、8ビットな音でレゲエ的なアレンジの『EIGHT MELODIES』(懐かしゲーム「MOTHER」の曲!)もミクの声がしっくりきてる。
ただまぁ、ジャズなアレンジの『いとこ同士』や『Frou Frou』はやっぱちょっとムリがありますな。
まぁともかく、またもや初音ミクのあり方を再認識させられたような気がしております。
あと、公募で採用されたイラスト群も素敵でしたよ。
涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない