本日読んだ2冊

 「情報の呼吸法」

情報の呼吸法 (アイデアインク)

情報の呼吸法 (アイデアインク)

 自身の経験等を例に挙げ、ソーシャルメディアの利用法について提起している。決してHowTo本ではなく、思考を促すよう書かれている。しかも平易な文章でサクサク読めるため、まるでTwitterを眺めているような感触だ。
 いちいち共感を覚える記述に出くわすが、ソーシャルキャピタルを巡る内容について感懐を覚えました。
 
 「アミダサマ」
アミダサマ (新潮文庫)

アミダサマ (新潮文庫)

 放置冷蔵庫から発見された少女。彼女を引き取ったお寺の住職と、彼女の「声」を聞く男性を軸にストーリーが展開していきます。
 無垢な少女が、愛する者が冥界に旅立つことを引き止めようとするとき、周囲は邪気に覆われていく。普通だったはずの人たちの精神が徐々に壊れていく妙なリアルさ、スピーディだがじわじわと怖さが浸透してくる描写がなかなかに優れてホラーしてます。