本日の1枚 capsule
capsule / STEREO WORXX (CD)
- アーティスト: capsule
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2012/03/07
- メディア: CD
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もうすぐパフュームのニュー・シングル発売が近づいておりますが、その前に capsule の新作を聴いておこう。
ミニマル・テクノやアシッド・ハウスのトランス感によりダンス・ミュージックとしての肉体的・精神的な快楽を大幅にアップした前作「WORLD OF FANTASY」と、同様の感触のアルバムであります。
そして、アルバムとしてのクオリティは非常に高いのに、シングルとしてヒットしそうな曲が無いのもまた capsule らしい。
冒頭の『Feelin' Alright』はまぁモロにバッキバキ系の曲なんだけど、パフュームの曲で見られるようなポップさもチラホラ。同じタイプでは、『Step on The Floor』が断トツ。あくまでもポップなメロディが素晴らしい。
前作では『I JUST WANNA XXX YOU』がお気に入りだったのですが、それと同質なのが『Dee J』。やや薄っぺらい音のエレクトロ・ファンクで、アシッド・ハウス的な要素が素敵です。
ミニマル・テクノ的な曲では『All The Way』が好し。身体よりも脳にくる心地良さ。
とまぁ、前作と同様路線の曲が多いのですが、やや方向転換の兆しを感じるモノもあります。
まずは3曲目のディープ・ハウス的な『In The Rain』。2曲目の『Never Let Me Go』が無機質なミニマルなので、一転しての温かな4つ打ちサウンドにグッときました。全体的にフワフワと柔らかな音なのですが、特にヴォーカルが入って浮き上がる瞬間がとっても素晴らしい。
あとはラストの『Transparent』。高揚感で引っ張る曲が並んだ後に、じんわりとしたグルーヴ感で締めるのが好いですなぁ。日本語詞も好いよ。
Step on The Floor
In The Rain