本日の１枚 ブレッド＆バター

　ブレッド＆バター / レイト・レイト・サマー (CD)

レイト・レイト・サマー

　
　湘南系シティ・ポップな兄弟デュオ。アルファからの１枚目となった、1979年リリースのアルバム。ＹＭＯの御三方に松任谷由実、ティン・パン、パラシュートの面々が参加、ほとんどの曲のアレンジを細野晴臣さんが手掛けています。
　あくまでもフォーキーでありながら、シティ・ポップ感溢れるサウンドがとても素敵で、この２人のアルバムの中ではこれが一番好きですね。
　
　呉田軽穂（松任谷由実）の『あの頃のまま』で幕開け。さすがに「青春」してる歌詞と音だなぁ。続く『タバコロード20』も穏やかにフォーキーながら、エヴァー・グリーンな輝きを持っています。
　演奏がグッとグルーヴィになる『THE LAST LETTER』、ウキウキな演奏と軽やかな歌声に反したタイトルの『ゆううつ』、なぜかフィリー・ディスコ風な『青い地平線』、レゲエな要素をモンド的に取り入れた『JULIANNE』とか、アレンジは実に多彩であります。
　
　しかし、お気に入りなのはやはりメロウ・シティ・ポップな楽曲。
　メロー・フローターな『別れのあとの憩い』、流麗なストリングスにエレピの音色もアーバンな『渚に行こう』、軽やかなギターのカッティングにビヨビヨ系メロウ・サウンドな『SUMMER BLUE』などが好いなぁ。
　
　
　SUMMER BLUE