本日読んだ2冊

 「ラーメンと愛国」

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

 戦後の米国による小麦押しつけからスローフード運動まで、ラーメンをネタに日本社会の変遷を分析。ソースの怪しい眉唾な話もまたネタとしては面白かろう。
 最近のラーメン屋の作務衣スタイルに社会の右傾化を見出したりとか、視点がなかなかに面白いのだ。
 しかし、肝心のラーメンについてはあまり書かれていない。なんだ、ラーメン本ではなかったんだね。
 
 「中途半端な密室」
中途半端な密室 (光文社文庫)

中途半端な密室 (光文社文庫)

 ライトな安楽椅子探偵もの短編集。コミカルであるが、きっちり締める。意外に隙の無いミステリでありました。