本日の1本 ファイナル・デスティネーション
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2011/09/07
- メディア: DVD
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(以下、ネタバレあり。)
シリーズの新作を観て以来、過去作を全部見直したい欲求に駆られていて、とりあえず1作目を観たのであります。
人体破壊に特化した4作目なんかと比べると、あくまでも正統派スリラーな展開で、ショッキングというよりハラハラしながら観てしまう作品。
ストーリーは基本的にシリーズすべて同じ。本来は死ぬはずだったが生き残った者たちが、もともとの筋書きに則した形で新たな死に教われる。その筋書きを解明して死を免れようとするのだ。
B級ホラーに分類される作品にも関わらず、サスペンス・ホラーとして意外に上質な印象を受けるのは、このストーリーの基本軸が非常によくできているからだと思います。
「死神」の筋書きと表現されているが実際に死神は姿を現さず、事象の偶然の組み合わせで必然的に死に結びつく。
悪魔や亡霊、殺人鬼などのキャラが一切登場しないのに、ストーリーのパターンのみでシリーズ化できるなんて凄いんじゃないかい。
また、必要以上に残酷な死の訪れもまた魅力なことは確かだ。ゴアな場面が気持ち良く観れるんだなぁ。
レンジが爆発したり首が切れたりしてるのに、最後はタオルを取ろうとしたら包丁が落ちてきて刺さって死ぬとか、さんざん前振りしておいた後にまるで「オチ」のように死んじゃうのが好いのです。
スパーンと首ちょんぱもあるよ。
そうだ。さっき「ハラハラしながら」と書いたけど、観てるうちにいつの間にか、こいつはどうやって死ぬのかと「ワクワクしながら」観ている自分がいるのです。