本日の1本 タッカーとデイル

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら [DVD]

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら [DVD]

 
 キャンプをするために田舎の森の奥を訪れる学生グループは、途中のハイウェイで恐ろしげな男2人組に出会う。キャンプ地に着いた学生たちは、かつてそこで大量虐殺事件があったことを知るが、ちょうどその時、不気味な2人の影が、、、というストーリーです。
 (以下、ネタバレあり。注意!)
 
 なかなか素晴らしいスプラッタ・コメディな作品であります。
 上に書いたとおり、よくある「田舎に行ったら襲われた」系ホラーな展開で始まるのですが、実はその2人組、容姿は恐ろしいが、とても小心者で気だての優しい男たち。趣味の釣りを楽しむため、田舎に買った別荘の山小屋を訪れていただけなのでした。
 しかし、そこで事件が発生。湖に飛び込んで頭を強打した女子大生アリソンを2人が助けて、山小屋で看護することに。ところが学生たちは、2人組にアリソンが拉致されたと勘違いしてしまうのでした。
 救出に向かう学生たち。ちょうどその時、チェーンソーで仕事をしていたタッカーを蜂の大群が襲う。顔中を刺され、チェーンソーを振り回しながら逃げ回るタッカー。自分たちを襲おうとしていると勘違いして慌てて逃げ出す学生たちだったが、1人の男子学生がダッシュで木の枝に突き刺さって死んでしまう。
 
 
 と、こんな感じで、不幸な偶然が重なって学生たちが次々と死んでいきます。それを2人の仕業だと信じ込む学生の行動は、さらに悪い偶然を引き起こすことに。
 
 上半身を破壊された死体を片付ける2人。
 
 割りと激しいスプラッタ描写に、あくまでもバカっぽい展開。次はどうやって死んじゃうんだろ、てワクワクハラハラしながら楽しめます。
 後半に向かうにつれて、徐々に勢いがペースダウンしていく感はありますが、しかし、ラストでは本物の殺人鬼と対決するなど、想定内だけどストーリーの流れもしっかり面白い。
 スカっとハッピーな終わり方も好いですな。