本日の1枚 Todd Rundgren
Todd Rundgren / Something/Anything? (CD)
- アーティスト: Todd Rundgren
- 出版社/メーカー: Rhino
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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トッド・ラングレンが最近きゃりーぱみゅぱみゅにハマっているそうだということで、昨日はきゃりーのアルバムを聴いてたんですけど、じゃあ今日はトッドのアルバムを聴こう。
と言いつつ、正直に告白すると、僕はトッドのアルバムは「Something / Anything?」しか持ってなかったのでした。
さてこの盤、1972年にリリースされた3枚目のアルバムであります。2枚組ですけど、A面からC面までは、トッド独りで宅録したそうです。
僕はこれまでなんとなくビーチ・ボーイズ的だと思って聴いてたんですが、先ほどチラッと検索してみたら、トッド版「ホワイトアルバム」みたいなことが彼方此方に書かれていました。
なるほど、言われてみればまぁ確かにそんな雰囲気もありますね。
で、とりあえず僕は素晴らしくポップな曲が続く1枚目が大好きでして、その1曲目が『I Saw The Light』。言わずもがなの代表曲ですが、やっぱこれが何度聴いても好い。
爽やかなメロウさとキャッチーなメロディによるエヴァー・グリーンな感性が素敵で、自分の音楽の趣味は結構コロコロと変わってるんですが、どんな視点で聴いても名曲に聴こえるんですよ。
続く『It Wouldn't Have Made Any Difference』もまた爽やかメロウで、パーカッションの転がりが心地良い。
下世話にファンキーな『Wolfman Jack』に続けて、清涼なフルートの音色で始まる『Cold Morning Light』を持ってきたり、アルバムの曲構成にも楽しんでる感が好いですな。
その『Cold Morning Light』は、リズムのアレンジの凝り方が凄すぎる。最初聴いたときはどうなってるのか分からないリズムの不可思議さにも参りました。
『The Night The Carousel Burned Down』も、同様にリズムがつかみにくい匠のアレンジ。微妙な異国情緒によるモンドな浮遊感にもうっとり。
『It Takes Two To Tango』もリズムの変化が面白く、曲自体がつかみどころのないようで。ふにゃふにゃした感じが、いや、ぱみゅぱみゅした感じが好いのです。
久々に聴いてのお気に入りは『Marlene』。
ちょいと南国的なユルさと、音のふわふわした揺らめきは、ブライアン・チルドレン的であると思えます。マリンバの音色からハイ・ラマズを思い浮かべちゃっただけかもしれませんけどい。
でも、このアレンジのセンスはやっぱ凄いと思うのです。
あ、1枚目の曲のことしか書いてないや。
I Saw The Light
Marlene