ここ数日で読んだ3冊

 「マツリカ・マジョリカ」

マツリカ・マジョルカ

マツリカ・マジョルカ

 廃ビルに住む魔女のような少女が探偵役と、その下僕となった内気な少年の連作学園ミステリ。
 サンドリヨンよりもミステリ要素は薄いけど切なさアップな青春小説で、無理のありすぎなキャラに関わらず惹かれてしまいました。
 
 「残穢
残穢

残穢

 
 とあるマンションの怪異を調べるうちに、様々な現象が次々に浮かび上がる。怪異の源流を辿るミステリ要素もあり、そしてやっぱ怖い。
 何より、伏線が散りばめられながらもカタルシスが訪れず、中途半端に終焉を迎えるラストがリアルで怖い。
 
 「ウェブで政治を動かす!」
ウェブで政治を動かす! (朝日新書)

ウェブで政治を動かす! (朝日新書)

 ソーシャルメディアの在り方に一考を促す逸品。昨日の選挙結果を見ながら、投票の契機が既存政権に対する「懲罰」でしかない現状を憂う。
 実は初めてkindleで読んだのがこの本だったのですが、なんかちょっとしっくりきた。