本日の1枚 Ark

 Ark / Voyages (CD)

Voyages

Voyages

 
 米国の自主制作サイケ盤、1978年のリリース。
 ドアーズ系なヴォーカルと楽曲でありますが、なんとなくソニック・ユースやヨ・ラ・テンゴな感触も。
 と思ってたんですが、先ほどこの盤について検索してみたら、カケハシレコードでの紹介文に全く同様なことが書いてありました。同サイトでの「ポスト・ロック的な音響感覚」との記述にも納得です。
 
 ちょっと野暮ったいサイケ曲『When The Son Comes Out』で始まりますが、続く『Sea Of Life』は、ゆらゆらしたサウンドにやる瀬ない歌声が素敵。
 ソフロ風味の『Drifting』での語りかけるような歌声も好し。
 そして前述のとおり、ヨ・ラあたりの感触と同質な『Sidewalk Preacherman』や『In The Desert』。時代的にNYパンクな音なんだけど、どんよりと微睡むような音でありながらエクスペリメンタルな感性が凄い。
 
 お気に入りなのは、へなちょこ系な歌声でアコギ中心でポップな『Blue Angel』や『Dear Old Friends』。
 特に、ちょっと80'sネオアコ的な『Blue Angel』にグッときました。キラキラしてるし。
  
 
 Blue Angel