第18回セレクト合戦 曲目紹介
今回のテーマは「身も心もあたたまるセレクト」。
年末年始も仕事があったりして忙しい日々が続いたので、今回のセレクトもあんまり凝った選曲はできませんでした。裏テーマは無しです。
思いきりホットな音楽を集めようかとも思いましたが、季節がら、寒い空気の中でじんわりと暖まるような曲で始めることにしました。
アシッド・フォーク、ソフト・ロックあたりを中心に、昨年によく聴いた曲をとりとめもなく選んでおります。
01. Virgin Insanity / The Thousand
Album『Illusions Of The Maintenance Man』(1971) から。
米国テキサスのアシッド・フォークなバンド。ジャケどおりに素気ない演奏と儚げな歌声、そしてテキサスでこんなにヒンヤリとした空気感がなんとも素敵。
02. The RFD / Loner
Album『Lead Me Home』(1971) から。
米国のクリスチャン・フォーク・バンド。ハーモニー・ワークはソフト・ロック的でもあります。スキャットも魅せる可憐な女性ヴォーカルが素敵ですね。
03. Oriental Sunshine / Mother Nature
Album『Dedicated To The Bird We Love』(1970) から。
ノルウェー産のアシッド・フォークなバンド。ジャケどおりメンバーの1人はインド人で、そのためかシタール等の楽器をフィーチャー、牧歌的な曲調に珍妙なテイストを加えています。
04. Daylight / Lady Of St.Clare
Album『Daylight』(1971) から。
英国のフォーク・ロック・バンド。男女ヴォーカルのハーモニーが素敵なんですが、微妙に爽やかラテン・テイストなリズムやフルートの音色が暖かい。
05. Smokey And His Sister / Come And Be Mine
Album『Smokey And His Sister』(1968) から。
グリニッヂ・ヴィレッジ出身の兄妹ドリーミー・ソフト・サイケ・デュオ。メランコリックなアコギの紡ぎ、弱々しい男女ヴォーカルとソフト・ロッキンなアレンジがほんのり暖かい。
06. Picadilly Line / Emily Small
Album『The Huge World Of Emily Small』(1967) から。
英国のサイケ・ポップ・グループ。アルバム冒頭のこの曲は、とってもキュートなソフト・ロック。ふんわり弾むリズムと柔らかなハーモニー、メロディもスウィートでしょ。
07. The Groop / The Jet Song
Album『The Groop』(1969) から。
ということで、普通にソフト・ロッキンなグループを。アッパーなノリにあわせて、「パパパー」なコーラスが浮遊しまくる、その単純さが素敵です。
08. Roger Nichols & The Small Circle Of Friends / Talk It Over In The Morning
Album『Full Circle』(2007) から。
40年振りのセカンド・アルバムから。この人のファースト・アルバム(再発)を聴いたときから僕のソフト・ロック人生は始まったのです。それにしても、内ジャケ写真のジジイたちがこんな瑞々しいハーモニーを、と思うと衝撃的ですね。
09. Pizzicato Five / そして今でも
Album『Couples』(1987) から。
いややっぱり、僕のソフト・ロック人生が始まったのはこの曲ですね、正確に言うと。さて、同じようなタイプの曲が3曲も続いてしまい、やや反省です。
10. ぴかぴかじてんしゃ
Album『NHKおかあさんといっしょ最新ベスト きみのこえ』(2007) から。
名曲の多い「おかあさんといっしょ」2007年4月の歌です。子供が好きなんで(無理やり)入れました。ボッサ・ポップ風なんですが、こういうのを聴くと、ピチカート・ファイヴの功績を感じますね。
11. ジム・オルーク+カヒミ・カリィ / 風来坊
Album『細野晴臣トリビュート・アルバム』(2007) から。
すっかり選曲の流れも何も無くなったので、昨年良く聴いたアルバムから。アコギを中心にした穏やかな演奏にスティール・パンがエキゾな彩りを加える微妙なモンド加減が心地良いうえに、カヒミのウィスパー・ヴォイスがこの歌詞に絶妙に相性が良いと思います。
12. yanokami / La La Means I Love You
Album『yanokami』(2007) から。
レイ・ハラカミの作るトラックに矢野顕子が歌を乗せてる、て感じの他のアルバム収録曲と比べ、フィリー・ソウル名曲カヴァーのこの曲にyanokamiのカラーを感じました。
次回参加時には、ちゃんと流れとか考えた選曲をしたいなぁ。