第18回セレクト合戦 勝手にレビュー きよさん編

 第18回セレクト合戦、ラストはオープン参加のきよさんセレクトの感想です。
 ときどき意表を突いた選曲で驚かされるきよさん、今回はオール和モノでまたまた驚かされました。
 実は最近、数年前に流行った(?)「喫茶ロック」に興味を持ち始めています。
 70年代くらいの和モノSSW、フォーク・ロックにいいのないかなぁ、とか思ってるところだったので、まさにジャストなセレクトでいい勉強になりました。
 もちろん、身も心もあたたまりましたけどね。
 
 収録されている曲目は、
 01. 夜だから / 林亭
 02. かま猫のブルース / 佐藤博
 03. 冥土イン・ジャパン / ジプシー・ブラッド
 04. 世代間隔 / 江口晶
 05. ぼくにかしてほしいな / 寺田十三夫
 06. ララ・京都 / 朝野由彦
 07. 冷たい風が / 井上ケン一
 08. 魚つりブルース / 高田渡
 09. ひがみ(告白編) / 村上律と中川イサト
 10. 1972年6月26日晴 / 山本コウタロー
 11. お茶でも飲みませんか / I.M.O. BAND
 12. かげろうゆらゆら / いちかたいとしまさ
 
 曲目ごとの感想です。
 (01) は、夜を歌った歌とは思えない、一気に駆け抜ける爽快感がいいですねー。
 (02) は、米国ルーツ・ミュージックなテイストのサウンドに、のほほんとした温かな歌声が素敵です。
 (03) は、穏やかなカントリー・ロック調の音にブラックな歌詞がなんとも。
 (04) は、印象的なジャケが気になってた盤ですが、こんなフォーク・ロッキンな音だとは。歌詞がまた面白いですね。
 (05) は、軽やかで穏やかなウキウキ感が素敵です。喫茶ロックな味わい?
 (06) は、緩いファンキーさが楽しい曲。「市電」て単語に懐かしさがこみあげます。
 (07) は、カントリー・ロック調のスウィンギンな曲ですが、ほのかにモンドな味わいを感じました。
 (08) は、唯一知ってる曲でした。クセになるフレーズの繰り返しがいつまでも耳に残ります。
 (09) は、音的にはこれが一番のお気に入りでした。もうひとアレンジでソフト・ロッキンな魅力が増すのにぃ、とか思っちゃいました。
 (10) は、吉田拓郎の結婚式を歌ったものらしい。新郎新婦の誓いの言葉が挿入されてたり、珍品なモンド感もまた好し。
 (11) は、アコギのシンプルな美しさとジェントルなコーラスが素敵。歌詞もいいですねー。
 (12) は、なんか聴き覚えのある曲だなぁ、と思ったら、大滝詠一に似てるせいじゃなくって、以前にきよさんのセレクトで聴いたことのある曲だったのですね。
 
 ちなみに手持ちは無し、特にお気に入りは(11)です。
 

Cata-Coto

Cata-Coto

 
 ↓きよさん本人の解説はこちら
 http://d.hatena.ne.jp/addsomemusic/20080124