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 O.S.T. / Chico City (CD)

Chico City

Chico City

 
 ブラジルのコメディ番組のサントラ。
 Som Livre からの再発です。オリジナルは1973年のリリース。
 
 ジャケからもハッピーな空気が伝わってくるようですが、もちろん音楽もハッピーなポップさが満開です。
 コメディ番組だからでしょうが、とにかくウキウキとしたノリで、単純に楽しめる曲ばかり。
 ブラジルのノヴェラものを多く手掛けるヴァルテル・ブランコがアレンジを担当し、ソフト・ロック系でかつグルーヴィなボッサ・ポップなアルバムに仕上げています。
 
 オープニングの『Isso E Muito Bom』(Kris & Cristina)は、柔らかくファンキーな曲調にキュートな女性ヴォーカルがとても可愛いらしい。
 可愛いといえば続く『Donzela』(Evinha)がもう最高。フルートやストリングスの音色を活かしたソフト・ロッキンな演奏に、清廉な女の子ヴォーカルがとってもキュートで素敵。Evinhaって、あのEvinha(Eva)なのかな?
 高速ボッサの『Doi Que Doi』(Kris & Cristina)は早口ヴォーカルがまたキュートだし、『Testamenteiro』(Eustaquio Sena)は呑気でジェントルな男性ヴォーカルに安らぎます。
 Trio Esperanca の『Gaviao』はさすがの爽やかグルーヴィさがカッコ良いし、ファニーな『Hino A Chico City』(Chico Anysio)、ブラジリアン・ファンクな『Careta』(Betinho)、普通に素敵なボッサ・ポップ『Briga De Galo』(Golden Boys)とか、全体を通して捨て曲なしの素晴らしいアルバムです。
 
 こういうのを聴くと、Som Livre とかの再発CDを買うことを止められないんだなぁ。
 
 
 流れている曲は『Doi Que Doi』(Kris & Cristina)です。