第20回セレクト合戦 曲目紹介

 発送から1週間たったので、自分の曲目の発表です。
 今回のテーマは「バカ始まり」だったので、2パターンの構想を練ってました。
 まずは「和ボッサ集」。
 間の抜けたボッサ歌謡に始まり、本格的にブラジルしてるもので終わろうかと。
 もう1つは「バカ・カヴァー集」。
 バカッぽいカヴァーに始まり、バカな曲を真面目にカヴァーしているもので終わろうかと。
 体調を崩したりしたせいで実家にレコードを取りに行けず、両構想とも断念してしまい、単にバカッぽい曲を集めただけになってしまいました。
 どうもすいませんね。
 ただ、本人たちは真面目に演ってそうなモノを集めたつもりなので、それでテーマに沿っているとご容赦ください。
 
 以下、曲目です。
 
 01. Patexx / Sandanokan
 
 7" single『Sandanokan』(2007) から。
 そもそもバカっぽいレゲエの音に「そんなの関係ねー」。
 旬を過ぎればもう聴いているだけで何かこう恥ずかしいような気もしてきます。
 
 
 02. Claudine Longet / Let's Spend The Night Together
 
 Album『Let's Spend The Night Together』(1972) から。
 ストーンズ『夜をぶっとばせ』をユルーいラテン調にカヴァー。
 舌足らずな歌声とイージーサウンドがとってもキュートです。
 
 03. Daniel Johnston with Yo La Tengo / Speeding Motorcycle!
 
 7" single『Speeding Motorcycle!』(1990) から。
 電話でのセッションを録音したもの。ローファイな感触がピッタリきます。
 バイクのエンジン音を口真似したり、本人はノリノリなのに、いまいち疾走感がないのも好い感じです。
 
 
 04. Earth Wind & Fire / Let's Groove
 
 12" single『Fall In Love With Me』(1982) から。
 今回のテーマを聴いて、まず頭に浮かんだ映像はEW&Fなんですよ。
 曲はカッコいいんですけど、PVのバカっぽさは想像を絶するものがあります。
 
 
 05. Michel Fugain Et Le Big Bazar / Attention Mesdames Et Messieurs
 
 Album『Fais Comme L'oiseau』(1972) から。
 フランス語で熱唱されるとなんかバカっぽくないですか。
 でも曲はグルーヴィでとてもカッコいいんですけどね。このバカ&カッコ良さ、エンターテイメント性の高さがまた素晴らしい。
 
 
 06. イルリメ / イルリメのチャチャチャはいかが
 
 7" single『イルリメ NO.5』(2006) から。
 雪村いずみの『チャチャチャはいかが』にラップをのせたモノ。
 ラップはともかく、中盤以降、普通に一緒に歌ってるバカさに参りました。
 
 07. Karl Bartos / Electronic Apeman
 
 Album『Communication』(2003) から。
 バカっぽいと言えばロボ声とピコピコ音。
 元クラフトワークの人による「エレクトリック・カフェ」路線のテクノ・ポップです。
 
 
 08. 萩本欽一 / あーねむいなあー
 
 Album『あっ!あの人がこんな歌を』(1992) から。(オリジナルは1970年)
 キンちゃんのボッサ歌謡。
 普通にいい感じのボッサなリズムに間の抜けた歌声がとても素敵です。
 
 09. 少年ナイフ / 亀の子束子のテーマ
 
 Album『Buring Farm』(1983) から。
 デビュー・アルバム(ただし8inch)から。
 この当時はホントに狙ってる感がなくて好感が持ててました。 
 
 10. The Del Rubio Triplets / Light My Fire
 
 Album『Three Gals, Three Guitars』(1988) から。
 女性3人組のカントリー・バンド。ベテラン、というかお婆ちゃんですけど。
 ラストの歌声の重なりとか、ある意味パンキッシュで凄い。
 
 11. Telegraph Avenue / Something Going
 
 Album『Telegraph Avenue』(1971) から。
 Alzo & Udine の名曲をユルーいラテン調のソフト・サイケにカヴァー。
 グルグルしたトリッピー感もまた好し。
 
 
 12. Aoki Takamasa + Tujiko Noriko / 26th Floor
 
 Album『28』(2005) から。
 タイトなエレクトロニカサウンドにバカっぽい歌声(?)の違和感が素敵。
 バカっぽいがなぜか切ない彼女の世界観にもう言葉も出ません。
 
 13. ERO for AFRICA / 君は赤いワンピースで
 
 Album『ERO for AFRICA』(1985) から。
 オマケはジャケに採用したコレ。
 日本のエロ業界の方々がアフリカを救うためにリリースした盤。
 企画のバカさに反し、特に何の特徴もない普通の曲に呆然としてしまいます。
 
 このセレクト、もしも聴いてみたい方がいらっしゃれば、お気軽に声をかけてくださいね。