第20回セレクト合戦 勝手にレビュー Finylさん編

 さて本日は、Finylさんのセレクト感想です。
 Finylさんのは、バカな曲で始まってシミジミ終わる12曲。
 なんとなくFinylさんには知的なイメージを持っているので、どんなバカっぷりを見せてくれるのか楽しみにしておりましたが、バカっぽい要素を含みながらもやはりいつもどおりに知性の漂うセレクトでした。
 Finylさんのセレクトも目隠しで当てられる自信がありますよ。
 ちなみに裏テーマは「SE」だったそうで。言われるまで気付きませんでしたが。
 
 収録されている曲目は、
 01. Torpedd Rock / Phil Spector Wall Of Sound Orchestra
 02. Late Show / Jackson Browne
 03. Doctor's Order / Carol Douglas
 04. ロサンゼルス大橋Uターン / センチメンタル・シティ・ロマンス
 05. 今日は空が雨で出来てる / りりィ
 06. Sunday Bascket Ball / Peter Gallway
 07. 怪獣大戦争マーチ / 井上誠
 08. 遅すぎた別れ / ナイアガラ・トライアングル
 09. Space Invader / The Pretenders
 10. Motorcycle Irene / Moby Grape
 11. Dreamboat Annie / Heart
 12. 大阪へ出てきてから / 上田正樹&有山淳司
 
 曲目ごとの感想です。
 (01) は、ファニーなブラスの音色にドドーンと重いSEが重なります。軽快さの中に厚みのある感触は、曲目を見てなるほど、スペクター・サウンドなのですね。
 (02) は、名曲ですね。持ってない盤なのに非常に細かい話なんですが、この曲の「so much easy」て発音がとても好きなんです。
 (03) は、能天気なディスコ・ソング。いかにもな展開にニンマリですね。
 (04) は、メロウ・シティ・ポップな音がたまんないです。再発CD(2in1のやつ)が発売されたときは大喜びでした。
 (05) は、美しいようで何かひっかかるクセのある音がいいですね。歌声もなんかちょっと怖さがあって素敵です。
 (06) は、フォーキー・メロウな音がたまんないですね。微妙なファンキーさも。僕もセレクト合戦に参加してからこういう曲が大好きになってしまいました。
 (07) は、おお、懐かしい曲。でもシンセだ! シンセの音色が発するモンド感もまた素敵です。
 (08) は、この語り、カッコいいですよねー。ドドーンと押し寄せてくる音の壁とコーラスもまたカッコ良い。
 (09) は、ファーストは持ってないんですけど、このバンド好きでした。僕もギリギリでインベーダー世代ですよ!
 (10) は、聴いてみたかったバンドです。ビヨーンとしたサイケ感がとても素敵ですね。これは欲しい!
 (11) は、ロマンチックな海辺の雰囲気。
 (12) は、コテコテな大阪ブルースですねー。実は関西弁のちょっと面白い歌詞って苦手なんです。コテコテの関西人なんですけどね。でもこれはしんみりと楽しめましたよ。
 
 ちなみに手持ちは(04)(08)、特にお気に入りは(10)です。
 

ワウ

ワウ

 はっぴいえんどが影響を受けてた逸話だけは知っておりましたが。
 
 ↓Finylさん本人の解説はこちら
 http://d.hatena.ne.jp/Finyl/20081019