本日の1枚 Seventh Dawn
Seventh Dawn / Sunrise (CD)
- アーティスト: THE SEVENTH DAWN
- 出版社/メーカー: RIVERMAN MUSIC
- 発売日: 2009/12/14
- メディア: CD
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「バシュティ・バニヤン・タイプの女性ボーカルをフィーチャーした米国のフォーク・バンド」というレコ屋の謳い文句を見て、迷わず購入した1枚。
Bella Terra からの再発で、オリジナルは1976年に FANTASY WORLDS UNLIMITEDってレーベルから、200枚のみの限定プレスでリリースされたそうです。
男性3人女性1人の4人組。女性ヴォーカル、アンの透き通った歌声は可憐でかつ気品があり、キュートさと美しさがとても魅力的です。
そんなアンのヴォーカルを堪能できるフォーク・ソング『Robin』で始まります。この曲はアンが14歳のときに作曲したそうで、アコギと歌声を中心としたシンプルでスルメ的味わいの逸品。
で、アルバム全体への期待が高まるなか、2曲目以降を聴いて、アレレ。
安物の宗教映画のサントラのような音楽が続きます。ボワワーンと珍妙な盛り上がりを要請するシンセなど、なんとも味の無い楽曲。
さらに、いなたい男性ヴォーカルにヘンテコなエフェクトをかけたり。うーむ。
実はそんな男性ヴォーカルの曲がこのアルバムの半分以上を占めているのでした。がっかり。
けれども、先述の女性ヴォーカルが聴ける素敵なフォーク・ソングはトータル4曲収録。そのためだけにも買ってよかったかな。
可憐な歌声が穏やかに語りかける『Sunrise』、英国的な味わいの『Orbs』とか、今後もずっと聴いていけそうな曲。
がっかりした男性ヴォーカルの曲も、中盤以降ではカントリーやフォーク・ロックなものが続き、アルバムとしてはまあまあいい感じに収束していきます。
良盤、というよりは珍盤に該当しそうなアルバムでした。
Seventh Dawn / Earth's Lullaby