本日の1本 ギリシャ・ゾンビ
ギリシャ・ゾンビ
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: DVD
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発掘中の考古学者たちが洞窟で何者かに襲われる。街に戻った彼らは、突如としてゾンビ化してしまい、街の人々を襲い始める。襲われた者も次々とゾンビ化していき、あっという間に街は、、、というストーリーです。
ある日、気が付くと周りがどんどんゾンビになっていって、仲間を見つけながらもゾンビから逃げ続ける。
と、全く基本パターンのゾンビ映画なんですけど、ポイントはなんといってもギリシャ映画だってこと!
だから何?と言われたら困りますが、ギリシャでゾンビてことでもうオールOKな感じです。
内容も大変に素晴らしい。
全編にわたり、血しぶきとグログロなシーンの連続で、内容の無いストーリーなんてどうでもよくなりますよ。
ちなみにAmazonとかの通販サイトでは、「大量の血しぶきと徹底したゴアシーンで贈るゾンビホラーコメディ」と紹介されています。
まぁ当たってはいるんですけど、たぶん製作者は「コメディ」を撮ったつもりはなさそうで、真剣にゾンビ映画の魅力を追求したのではと推測しています。
そのへんがまたゾンビ好きとしては大変に好感をもっています。
登場人物もなかなかに魅力的なキャラを備えていますが、特にお気に入りはカンフーの達人な女性。
なぜギリシャでカンフーなのか。
カンフーの技(?)でゾンビの首をスパーンとぶっ飛ばしたりします。カッコいい!
あと、足フェチな変態タクシー運転手のキモさも抜群。
「頼むから足をなめさせて」とか言って女性に迫ったりします。
でもなぜか、さっきの魅力的なカンフー女性とデキちゃうんですね。おいおい。
そして、この男に左足をなめさせてたら、ゾンビが右足に近寄ってきて、一緒に足をなめるのかと思ったらガブって噛みついて。そりゃそうか、ゾンビだもんね。
主人公たちの立てこもるサッカー場の周りを蟻がたかるようにゾンビが押し寄せる様子を空中から撮影したラストシーンは普通に秀逸ですが、やっぱ中盤のゾンビ大虐殺シーンが最高ですね。
臼で頭をペチャンコにしたりとか、登場人物たちがいろんな手段を繰り出しながらゾンビを次々とグログロにぶっつぶしていくんです。
さっきまで逃げ惑っていたこの人たちがなんで素手でこんなに強いのか、とかそんな疑問をもってはいけませんな。
まだまだ世界は広い、と実感したゾンビ映画でした。