本日の1枚 Tina Charles

 Tina Charles / I Love To Love (LP)

I Love to Love

I Love to Love

 
 '70年代英国のディスコ歌姫。1976年にリリースされた代表作です。
 ライト・メロウなアレンジを中心とした爽やかなディスコ感覚は、そのマイルドなファンキーさにフリー・ソウルな味わいを感じます。
 全編にフィーチャーされるメロウなエレピや小気味良くリズムを刻むギターのカッティング、派手すぎず美しいストリングスなど、どれも控えめながらいい仕事してるんですよ。
 
 もちろんコケティッシュな歌声も好し。
 僕は絶叫系のがどうも苦手なので、力をこめてもスッと伸びていくような彼女の歌声は好みなタイプなのです。
 
 オープニングの『I Love To Love』は、軽快なギターのカッティングとエレピの刻み、美しいストリングスが素晴らしいライト・メロウなディスコ曲。
 同タイプの『Hey Boy』は、このアルバムでは一番のお気に入りです。
 カラフル・キュートなメロウ・ダンサー『Love Me Like A Lover』は、ファンキーなベースにまとわりつく軽やかなエレピの音色がとても素敵で、このアルバムでは一番のお気に入りです。
 スピーディに転がるリズムと柔らかにファンキーなホーンの音色が素晴らしい『Hey Boy』、ヤング・ソウルな『Take All Of Me』、クワイエット・グルーヴィな『Why』、ミニマルなファンキーさが心地良く響く『Disco Fever』とか、他にも佳曲が目白押しです。
 
 
 Tina Charles / I Love To Love