本日の1枚 Neil Sedaka

 Neil Sedaka / Sedaka's Back (LP)

Sedaka's Back

Sedaka's Back

 
 ソフト・ロックフリー・ソウルな方面から再評価が現れたニール・セダカ。恥ずかしながら僕も、ソフロ盤としてこのアルバムが紹介されるまでは、聴こうと思ったこともなかったのです。
 このアルバムは英国でリリースされた3枚のアルバムからの編集盤で、タイトルどおり'70年代米国へのカムバックに成功したアルバムです。
 ニール・セダカを全然知らなかった僕でも聴いたことのある代表曲がいっぱい。
 
 で、そんな代表曲たちなんですが、確かに今の耳で聴くとフリー・ソウルソフト・ロックなフィーリングに溢れています。
 多くの楽曲を10CCが手掛けていて、ライト・メロウな曲作りが好し。
 もちろん、セダカの高音な歌声はキュート(?)だし、メロディ・センスの素晴らしさも強く感じます。
 こんなジャケのおっさんがこんな繊細な音楽を。
 
 まずはモロに70'sメロウなヒット曲『Laughter In The Rain』。高音な歌声と徐々に盛り上げていくアレンジが普通にいいですね。
 キャプテン&テニール版で有名な『Love Will Keep Us Together』は、小気味良くリズムを刻むピアノのポップさが普通に素敵。
 お気に入りは爽やかにヤング・ソウル的な『That's When The Music Takes Me』、軽妙なラテン・アレンジの『Little Brother』の2曲。
 キュートな『Little Lovin'』、泣かせるバラード『Our Last Song Together』とか、他にも普通に名曲揃いなアルバムです。 
 
 
 Neil Sedaka / That's When The Music Takes Me