本日の1本 幻の美女とチャンピオン
ミル・マスカラス 幻の美女とチャンピオン
- 出版社/メーカー: ジェットリンク
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: DVD
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ルチャ・リブレのリングで戦うミル・マスカラスたち正義の5人衆を銃で襲撃した謎の小人軍団。裏で操っているのは、プロレス界を追放されマッド・サイエンティストとなったマノ・ネグラであった。マノはパワーアップマシンで小人を改造し、ミスコン出場者の女性たちを誘拐し始め、、、というストーリーです。
実はルチャ・シネマを観たのは初めてなんです。正直、驚きました。映像やストーリーがチープなのは予期していたとはいえ、どうでもいいシーンを延々と繰り返す手法は想定外。
まず、冒頭のプロレス・シーンでは、リング上の地味な技の応酬と歓声を送る観客の様子が延々と繰り返されます。すっかり飽きてきた頃にやっと小人軍団が機関銃で襲撃。それもまた長い。リング上を機関銃で撃ち続けられてるのをゴロゴロ転がって避け続ける映像が続きます。
この作品で最も素敵に思えたのは、小人たちをパワーアップマシンで強化するシーンなんですけど、それもまた長い。ヘンテコなカプセルをかぶせてボカーンと小爆発、て同じ作業を4人分も繰り返します。このへんになるともう、いい味を出してるなぁと思えてきました。
ボカーンとパワーアップすると、トップレスラーを簡単に倒せちゃう小人たち
その他、閉じ込められたマス・カラスたちが簡単に抜け出せたり、どうでもいい意味無しシーンが目白押し。カー・アクションや飛行機からパラシュートで降下しながら闘ったりとか、意外に金かけてそうでそれもまた驚き。そしてまた、「ミル・マスカラス 幻の美女とチャンピオン」て邦題なのに、5人のリーダーはブルー・デーモンでマスカラスが主役じゃないのにも驚き。
クライマックスの格闘シーン。小人を豪快に投げ飛ばし、殴る蹴るの暴行を加える正義の5人衆。
全編を流れる小粋なラウンジ・ジャズな音楽もまた素敵でした。アクション・シーンでも流れ続け、おかげで格闘の迫力は半減だ。
ま、とりあえず、ルチャ・シネマの魅力に触れることができて嬉しく思えております。