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 Perfume / ワンルーム・ディスコ

ワンルーム・ディスコ(初回限定盤)

ワンルーム・ディスコ(初回限定盤)

 
 はい、新譜です。買ってから初めて耳にしようと、あえて事前にPVを見たりしないようにしてました。
 さて、「今夜はパンプアップ」系なイントロ数十秒ではウームと思っちゃいましたが、ヴォーカルが入るとそんな不安も一掃。相変わらず細部にまでクオリティの高さを感じますね。
 
 ブリープ音にしても軽いシンセの音色にしても、切り出して聴いたらたぶん好きじゃない音なんですけど、絶妙な配置で魅力的に浮かび上がりますね。80'sユーロ・ディスコから現在までのハウス、テクノな流れを何巡もしているようです。
 メロディも凡庸なようで、ついつい口ずさんでしまう中毒性があります。1回聴いただけでも、頭の中を「ディスコ、ディスコ」て歌声が響き回って・・・。
 
 今回の一番のお気に入りは3人の歌声の重ね方。高音と高音で舞い上がるポップ感が素晴らしいですね。特に、かしゆかの蕩ける高音はたまんないです。
 ただし前作もそうでしたが、歌詞がちょっといただけない。音と同じように、キャッチーさとあわせて毒が欲しい。
 
 カップリング『23:30』は、これまでにもあったメロウなジャジー路線の曲。重いウッドベースと煌めくエレピの音色など好きなタイプの音ではありますが、ただ歌声には合ってませんな。
 と言いつつも、そのチグハグさがまた素敵に思えるから不思議なものです。