本日の1枚 Perfume その1

 Perfume / トライアングル (CD)

トライアングル(初回限定盤)

トライアングル(初回限定盤)

 
 前作『GAME』から約1年3ヶ月、待望のサード・アルバムです。
 前評判を聞いていてちょっぴり不安を抱いていたのですが、無駄な心配でした。
 
 中田ヤスタカの作り出す音は、capsuleでもMEGでも・・・、どれもポップ・ミュージックとしてのクオリティの高さは同質でしょう。そんな中で Perfume がズバ抜けて聴こえるのは、やっぱり3人の歌声の魅力だと思います。
 
 今回のアルバムに対する前評判で気になってたのは、「3人の歌声が聴こえてこない」という趣旨のもの。
 オートチューンでの加工が度を過ぎていて、3人の歌声の特徴がつぶされているというのです。
 
 それが本当なら、僕にとっての Perfume の魅力が・・・と心配していたのですが、前述のとおり無駄な心配でした。
 確かに部分部分で全く誰の声だか分からないようなエフェクトがかけられたりしてますが、基本的には各人の個性が浮かび上がっています。
 
 ふんわり柔らかい かしゆかの声。硬めでメリハリをつける のっちの声。高音で伸びるのはどう聴いても あーちゃんの声だ。
 ちゃんと聴こえてくるじゃないですか、3人の歌声が。
 中田サウンドでも Perfumeでしか表現しえない魅力は、このアルバムでも充分以上に溢れています。
 
 (その2に続く・・・)