本日の1枚 Peppermint Trolley Company

 Peppermint Trolley Company / Beautiful Sun (CD)

Beautiful Sun

Beautiful Sun

 
 米国西海岸のソフト・サイケなグループ。1968年にリリースされた同名アルバムに、レア音源など大量のボーナス・トラックを盛りこんだ再発盤です。
 ソフト・ロックのガイド本などで紹介されていた盤で、アソシエンションみたいなコーラスやレフト・バンクみたいなサウンドが詰め込まれています。これだ!っていうような目立った名曲はないんですけど、なかなかに良質な曲が揃っていますよ。
 
 まず冒頭の『I've Got To Be Going』を聴いてニンマリ。ハープシコードっぽい音色が煌くバロックな趣のソフロ曲で。要はまぁ、まんまレフト・バンクなんですね。
 続く『Baby You Come Rollin''Cross My Mind』は、ミドル・テンポで華麗なコーラスを心地良く響かせるサンシャイン・ポップ。地味だけどなかなかの名曲であります。
 
 そしてカラフルにソフト・サイケな『I Remember Long Ago』、レフト・バンク風のサウンドに荘厳なコーラスが響く『Reflections』、ファズ・ギターやオルガンなんかもサイケ・テイストの強い『Beautiful Sun』、ロジャニコのカヴァー『Trust』、どサイケに長尺な『Fatal Fallacy』など、飽きずに聴けるアルバムです。
 
 美しいメロディもカラフルに変化するサイケ・ポップ『Free』や『9 O'Clock Business Man』(ボートラ)がお気に入りでした。
 アノラック風なソフロ・チューンが楽しめる前身バンド、Mark Fiveの曲も好いなぁ。
 
 ネットで検索したら、「ファラガー・ブラザーズの前身」と紹介されてるのを見つけたんですけど、本当?
 
 
 I've Got To Be Going
 
 
 Trust