本日の1枚 持田香織

 持田香織 / moka (CD)

moka

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 まぁそもそも持田香織なんて全くのノー・チェック対象だった訳ですが、昨年にリリースされたこのファースト・ソロ・アルバムが、以前「ポップスエヴリデー」で取り上げられていたことを思い出し、ツタヤで何気に借りてみました。
 そしたらまぁ、これが想像を遥かに超えた良質なオーガニック・ポップで軽い驚き。
 全然知りませんでしたが、小野リサ原田郁子おおはた雄一SAKEROCKショーン・レノンなどが参加しているんですねぇ。だからまぁ、そんな音なのです。
 
 まずは冒頭『はじまりとは』のイントロのフルートの清涼な音色で参りました。小野リサ作曲のこの曲、爽やかながらもメロウさも抜群なリゾート系ボッサ・ポップで、メロディの美しさも素敵。
 続いてまた爽やかさが抜群な『Drop』は、ジャカジャカなアコギにエレクトロニカ風味な音作りが心地良く、これが一番のお気に入りかな。というか、この2曲聴いただけで買っちゃおうかと思っちゃいました。
 
 あと、ビック・ルンガが手掛けた2曲、シンプルなフォーキー・ポップ『ABC』、歌声のクセを上手く活かした『Real And Imagined』は好いですねぇ。軽快なフレンチ・サンバ・ポップ『プリーズ ミー』もいいな。
 trippyさんも指摘されているとおり、声を張り上げて台無しになってしまってる曲もあることが残念ですが、地味だけど良質な小品が並び、音楽ファンとしてとても好感をもてるアルバムなのでした。
 
 
 Drop