本日の1本 30デイズ・ナイト2 ダーク・デイズ

 アラスカでヴァンパイア軍団に襲われた街の生き残ったステラ。ロスで真相を広めようおする彼女の前に現れたのは、同様に家族を奪われたヴァンパイアハンター達であった。共に戦うことになった彼女たちはヴァンパイアの巣窟を急襲するが、、、というストーリーです。
 
 タイトルどおり「30デイズ・ナイト」の続編です。舞台はアラスカからLAに移りますが、一応、前作のストーリーは踏襲しています。
 その前作がなかなかの名作だったのですよ。
 で、よくあることですが、続編はどうもイマイチであります。
 
 まず、吸血鬼がなんか弱くなっちゃった。
 前作では大量のヴァンパイアすべてが圧倒的な強さをもち、人々は全く歯が立たなかったのに、今作ではザコ・キャラは簡単に銃で始末できちゃいます。
 いつ襲われるか、襲われたら終わり、というピリピリした緊迫感が失われてしまったのです。
 
 そして、スプラッタ・ファンとしては、血みどろなシーンがなくなったことにもガッカリ。
 食料として吊るされてる人々の場面とかは好かったですけど。
 
 
 考えなしに敵のアジトに踏み込んで逆襲されたり(当たり前だ!)、味方キャラたちの人間関係が希薄だったり、ヴァンパイアたちが統制の取れてないザコ集団だったり・・・。
 特にイマイチに感じたのは、例えば半分人間のヴァンパイアなど、伏線がたくさんありそうで結局は何もなしに終わったことですね。
 
 気に入ったのは、ヴァンパイアの女王リリス(ミア・カーシュナー)のルックス。
 メイクのおかげではありましょうが、ちょっと間が抜けて、でもなぜか気品もあって。ホラーにはぴったりな「顔」であります。
 
 首ちょんぱもあり!
 
 前作の感動的なラストを台無しにした、「次回へ続く」みたいな終わり方もなんだかなぁ。