本日のひとりごと
ずっとずっと忘れていたこと。
20年以上前の学生の頃、僕は高槻市にある工場でバイトしていて、いつも河原町から阪急電車で通っていた。
過酷なバイトだったので、往復の車内はずっと睡眠睡眠。
けれど、なぜかいつも途中で1回必ず目が覚めて、しかも目が覚める場所が同じなのでした。
速度の違う特急、急行、普通電車と、日によって乗り換えてみても、やっぱり途中で目が覚めて、そして目を開けたらいつもと同じ風景が目に入るのです。
なんとなく気味が悪くなって、寝ずに本を読んでいても、ついふと顔を上げると車窓の外にはいつもと同じ風景が。
バイトを辞めて何年もしたら忘れてしまってたんだけど、今日、通勤帰りにうとうとしていて、目覚めて思い出した。そして気付いた。
俺、今ここに住んでるよ。