本日読んだ2冊

 「ロックとメディア社会」

ロックとメディア社会

ロックとメディア社会

 プレスリーからアニソンまで、ポップ・ミュージックの変遷をメディアの拡大という視点から考察していく。例えば、J-POPの大市場を生み出したの下地が8cmCDシングルであることなど、つい成る程と頷かされてしまう。
 前半はロックの歴史のおさらい的であり、音楽ファンであれば聞いたことのあるような話が多いが、日本でのロック進化の独自性を述べていく段になると、前述のような冴えた持論が展開されていきます。
 グループサウンズに日本人の文化的普遍性を見出したり、アイドルに情報の交差点としての役割を期待したり。
 ポップ・ミュージックを死に絶やさないために、今一度何ができるか考え直していきたい。
 
 「でんしゃはうたう」
でんしゃは うたう (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

でんしゃは うたう (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

 乗物好きの息子(1歳)のために今まで図書館で借りた絵本の中でも傑出した1冊。
 ただ電車で聞こえる擬音を綴っているだけなんですが、その擬音が秀逸。
 普通に走ってるときは「たたっつつっつつどどん」、鉄橋に差しかかると「ごどんどどっどどででん」とか。
 読んでると子もマネしたりして、楽しくなること請け合いです。