本日の１本 ブック・オブ・ザ・デッド

ジョージ・Ａ・ロメロ BOOK OF THE DEAD [DVD]

　ジョージ・A・ロメロが製作総指揮＆ホスト役を務めたオムニバス・ホラー。
　２枚組６話構成なのですが、レンタル店では１枚ずつしか貸してくれません。まずは１枚目を観ましたが、残念ながら２枚目を借りようとは思えませんでした。
　とりあえず何がダメって、こんなタイトルでこんなジャケットなのに、ゾンビは出てこないんですよ！
　
　１話目は「谷間に潜む陰」。南米の密林で消えた夫を捜しに行く女性のお話です。
　端的に言えば食人族ものなんですが、あまりに捻りがなくて突っ込みようもありません。
　生首が並ぶ映像にだけ、首ちょんぱファンとしては心を動かされましたが。
　
　
　２話目は「びしょ濡れ」。海岸で奇妙な箱を拾った男のお話。
　端的に言えば人魚ものなんですが、これも退屈退屈。映像が耽美的であればもうちょっとマシになったと思うんですが。
　
　３作目は「往診」。往診を頼まれた医者が駆けつけると、ベッドに縛られた男がいて、、、というお話。
　端的に言えば狼男ものなんですが、これはストーリー展開がなかなかに凝っていて、20分程度の短い時間で巧くオチまでまとめられています。
　
　各話の前後にホスト役のロメロがひと言コメントするのですが、それがまた全然気が利いてないんだなぁ。
　まぁロメロなんで姿を見せるだけでも良しとしよう。