本日の1枚 Terry & Francisco

 Terry & Francisco / Terry & Francisco 2 (CD)

テリー&フランシスコ2

テリー&フランシスコ2

 
 シティ・ポップあるいは70'sウェストコーストなデュオ、2006年に発表されたセカンド・ミニ・アルバム。ちなみに同年の7月にリリースされたファーストのテーマは「夏」、11月リリースのこちらは「冬」がテーマでした。
 とりあえず冒頭の『大通り、君を思う』から、もう素敵すぎるポップ・ソング。清涼なアコギの音色と暖かなエレピの音色が心地良い、爽やかなフォーキー・ソウルで、寒い日に暖かな部屋でホッとひと息つくときに聴きたい、穏やかなグルーヴィさが好いのです。
 
 この盤の魅力は、やや控えめにグルーヴ感とキラキラ感を噴出するエレピ。
 コーラスとの交わりで浮遊感を押し上げる『追憶のパラソル』、洒落た煌めきのメロウ・フローター『摩天楼』。この2曲のエレピがたまらんのです。
 あとはもちろん、爽やかながらなぜか泣かせる歌声も好いし。ただまぁ、『ウィンタークラシック』なんか聴いてると、なんだか山下達郎を聴いてるみたいな錯覚が・・・。
 
 
 大通り、君を思う