レズビアン・ヴァンパイア・キラーズ
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2011/01/07
- メディア: DVD
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(以下、ネタバレ注意)
レズビアンでヴァンパイアでキラーズである。繰り返すが、レズビアンでヴァンパイアでキラーズである。
なのに、エロな映像もグロな映像も登場しないのですよ!
綺麗なレズ女性たちがいっぱい登場するのに、せいぜいキスしたりしてくらいで、乳の1つも見せないのです。
また、斧で頭を真っ二つに割ったりするのに、真っ白な液体(ヴァンパイアの体液なのか)がプシューッと吹き出すだけで。
しかし、全く見所がないかといえばそうでもない。
ダメ男がヴァンパイア女王を封印した勇者の末裔であったりとか、お話の軸がしっかりと据えられているし、主張しすぎないコメディ加減もまた好感度高し。
クスッと笑ってしまうような小ネタがふんだんに盛り込まれていて、それがストーリーの流れの伏線として機能していたり、とてもよく練られているなぁという感想。
また、音楽の使い方が非常に上手い。特にバカっぽさを演出すべきところでかかる音楽の選曲センスが絶妙であります。
ちなみに、音楽のセレクトはイアン・ニールによるもの。あのイアン・カーティスを描いた「コントロール」で音楽監修を務めた人です。
とりあえず、なんと言うか「安心」して観れる作品でした。エロくもグロくもないし、そこそこに面白いし、テレビで放映されるのが似合うように思えます。
しかしラストで、呪いから解放されたヴァンパイア女性たちが人間に戻ってもやっぱりレズビアンだった、というオチには笑ったよ。