本日読んだ2冊

 「黒猫の遊歩あるいは美学講義」

黒猫の遊歩あるいは美学講義

黒猫の遊歩あるいは美学講義

 若き天才教授とその付人でポオ研究者の女学生コンビが出くわす、日常の謎系なミステリ短編集。
 どれもポオの作品をモチーフにしているのですが、タイトルどおりに美学的な蘊蓄を語り、そしてそれが謎解きに結びついていく。
 ミステリとしてどうとかよりも、その蘊蓄と美学講義が非常に素敵でした。面白いよ。
 
 「ヘンなあさ」
ヘンなあさ (キラキラえほん 7)

ヘンなあさ (キラキラえほん 7)

 今日、図書館で子が借りた絵本。表紙では気付かなかったけど、イラストは本秀康でした。
 校長先生のハゲ頭が登場しまくりの、夢から夢へ、というユーモラスな展開も好いのですが、音楽的な文章の語感が素晴らしいし、そしてもちろんイラストも素晴らしい。