本日の1枚 神様のメモ帳
アニメのサントラ職人である、岩崎琢が手掛けた作品の1つであります。さすがにアニメまではノーチェックなので、つい最近までこの人のことを知りませんでしたが、聴いてみてビックリ!でした。
まず冒頭の『Teddy』。キュートなトイ・エレクトロニカ・ポップな曲調に、ウィスパーな歌声もまたキュート。中盤からどどーんとくるオーケストレーションもまた北欧系エレクトロニカな感触であります。
続く『The seamy side』も儚げにエレクトロニカ・テイスト。淡い色彩の空気か穏やかに揺らめき様が素敵であります。さらに『事件』ではちょいと南国テイストに。
が、『N.E.E.T.』で雰囲気が一変。ACID JAZZ期のジャズ・ヒップ・ホップな楽曲であります。さらに『Apathy syndrome』は清涼なアコースティックさうんどで。
と、まだ5曲しか書いてませんが、同様に高いレベルの小作品がトータル29曲も収録されています。繰り返しますが、どの曲も質が高い。
暴力的なウッドベースが唸るジャジーな『HANAMARU』、メロウなヒップ・ホップの『99 NEETs』、ダンスホール的に跳ねるリズムの『次の金は東にありて』、トリップ・ホップな『Bad trip』、ピアノも軽やかなシティ・ポップ・ハウスな『It’s the only NEET thing to do.』とか、29曲どれ聴いても好いから参っちゃうなぁ。
お気に入りは、1曲目と同じくキュートなウィスパー・ヴォーカルを配した『Alice in computer room』。音はピコピコとキュートなエレクトロニカ・ポップであります。
Alice in computer room