本日の1枚 Madeline Bell & David Martin

 Madeline Bell & David Martin / Together Again (CD)

Together Again + 3 Bonus Tracks

Together Again + 3 Bonus Tracks

 
 ロジャー・クックが率いたソウル&ポップなグループ、ブルー・ミンクでヴォーカルを務めたマデリン・ベルと、英国のシンガー・ソングライター、デヴィッド・マーティンのユニット。1981年のリリース。
 ということしか情報がないのですが、これがなかなかナイスにディスコしてるアルバムでした。
 
 オープニングの『Who's Kiddin' Who』はとりあえず勢いが凄い、そして熱い。ブラックスプロイテーション・ムービーのサントラが相応しい、大仰に疾走するサウンドであります。
 こんなアルバムなのかと思いきや、2曲目の『Lonely Nights』は軽やかなディスコ曲。上から語りかけるようなマデリンの歌声が素敵です。
 ディスコ系では、ややアーバン・メロウなダンサーの『Whatever The Time Of Day』が好いな。ストリングスなどのアレンジが、なんとなく「青春」してます。
 
 お気に入りは、バカラック的な柔らかさもありつつ、浮遊感たっぷりなメロウ・フローターの『Together Again』。穏やかな男女ヴォーカルの掛け合いもまた素晴らしい。
 同様に柔らかなホーンの音色が心地良い『I'm Not Really Me Without You』も好いな。
 
 ボートラでは、ソフト・サイケな味わいの『Every Time We Say Goodbye』にグッときました。ファンキーさを押し殺した歌声にキュンときて、マデリンはこんな儚げな声でも歌えるんだと感心したら、この曲の女性ヴォーカルは別人でした。おいおい。
 
 
 Together Again