本日の1枚 タルトタタン

 タルトタタン / テトラッド (CD)

テトラッド(通常盤)

テトラッド(通常盤)

 
 相対性理論の西浦謙助と真部脩一によるプロデュース・ユニット、アゼル&バイジャン。そのプロデュース第1弾となるのがこの女性2人組、タルトタタンであります。
 で、そこはやはり相対性理論的な音のポップさと、そして言葉遊びな歌詞の語呂がとても素敵。まぁかなり相対性理論ですが、とても素敵。
 
 オープニングの『ランララン』から、やる気ないようだけど妙にキャッチーなメロディと、耳に心地良い歌詞の語呂が素晴らしい。1980年代の日本にニューウェーヴ・バンド風な懐かしさもまたいいなぁ。
 『しょうがないマイラブ』はタイトルがまず素敵ですが、爽やかエレクトロ・ポップな音と、なんだか素晴らしい世界観にハマってしまいます。
 
 『恋するカレンダー』や『入り鉄砲に出女』とかは、歌い方もモロにやくしまるえつこしちゃってますなぁ。「ごめんなさい」とかの歌詞の語感がね。
 ノスタルジックにエレポップな音からラストで笑える展開にまで突っ走る『サイバーサバイバー』、エレクトロ・ファンクなリズムだが静かにグルーヴィさを感じさせる『epoch making love』など、やはり語感重視な歌詞と、それをキュートに歌いこなすヴォーカルがとても好いのです。
 
 僕のお気に入りは『モカモカ』。
 ちょいとキュートなボッサ系リズムに、軽やかシティ・ポップなアレンジ、特に柔らかメロウな音のふわふわ感が素敵であります。
  
 
 入り鉄砲に出女