ここ数日で読んだ4冊
「心に訊く音楽、心に効く音楽」
心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック (PHP新書)
- 作者: 高橋幸宏
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/08/11
- メディア: 新書
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その穏やかな語り口と音楽への思いにグッときちゃいます。同時期にリリースされたトリビュート盤を聴きながら読むべし。
ちなみに一番心に響いたのは、「計算され尽くして作られた歌謡曲とか、そういうのを本当は無機質と言うんだよ。」という細野さんのお言葉でした。
「先生とわたし」
- 作者: 四方田犬彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/06/29
- メディア: 文庫
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由良君美の父親まで丹念に調べあげた精密さがあるからこそ、師弟関係が崩れていく過程が泣かせる。
しかし、師を語りながらちょっと自慢が過ぎやしないかい。
「虚像の道化師」
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/08/10
- メディア: ペーパーバック
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ガリレオらしい科学的謎解きの『幻惑す』よりも、ただ普通に人情ミステリな『偽装う』のほうが好かったけど。
「私たちが星座を盗んだ理由」
- 作者: 北山猛邦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/08
- メディア: 新書
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少年少女を主人公にしてややほのぼのと続く物語が、最後にどーんと暗闇に突き落とされる印象で、なんとも後味の悪い読後感が残ります。その突然に襲いかかるブラック度が好いなぁ。