本日の1本 ヘルレイザー:レベレーション
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2012/08/02
- メディア: DVD
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快楽を求めて旅に出た2人の若者。国境を超えた町の酒場で、謎の男にパズルボックスを渡された2人は、、、というストーリーです。
(以下、ネタバレありです。)
パズルボックスを開けることで苦痛と快楽を司る魔導士を呼び寄せてしまう、ヘルレイザー・シリーズ9作目となる久々の新作。ピンヘッドですよ、ピンヘッド。
しかし、ピンヘッドが違う人になってるぞ、おい! 慣れないからかもしれないけど、なんかちょっと微妙だな。
ストーリーというか世界観は1作目に近いか。快楽を求めた挙げ句に苦痛に身を浸すことになる有様を、家族ドラマを中心に展開していく。
帰還できた1人の回想と現実、というような形で進んでいきます。ハンディカメラの映像があったりして、なんかちょっと悪い(駄作な)予感がしたんだけど、いい意味でハズレました。
あくまでも話の中心は家族ドラマ。いかにも中上流階級に見える2つの家庭が、実は内面に大きな歪みを抱えていて、その歪みが暴かれるとともに、、、みたいなストーリーは実に地味なんだけど、結構よく練られてると思います。
地味なうえに、ピンヘッドがなかなか出てこなくてヤキモキしちゃうのもまた好いね。
ストーリーに派手さはなくとも、グロな映像はインパクト大。思い切りスプラッタしてるわけではないですが、見せ方が上手いのです。
売春婦を漁っては殺害する主人公たち。
そしてもちろん、皮を剥がれます。
ご家族の皆さんも皮を剥がれます。
心に響く言葉であります。
シリーズの中でも非常に地味な小品でありますが、意外に観れる作品でありましたよ。