本日の1本 ザ・スクリーミング
- 出版社/メーカー: エクリプス
- 発売日: 2012/10/26
- メディア: DVD
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卒業を間近に控えた幼なじみの男女7人。パーティの最中に子供の頃を思い出し、墓場でかくれんぼを始める。なぜか墓場にいた女性も一緒にゲームに加わるのだが、彼女は「私を忘れた?」という言葉を残し、崖から飛び降りてしまう、、、というストーリーです。
(以下、ネタバレありです。)
「ティーンエイジ・ジェットコースター・ホラー」てジャケの言葉期待半分で観てみたのですが・・・。
冒頭からしばらくは男女の肉体的恋愛話が続きます。エロ・シーンを織り交ぜつつも、しかし観ていてかなりダルい。
そして墓場でのかくれんぼの後は、いよいよ連続「死」のスタート。まずは池の中に引きずり込まれる水着ギャル。引きずり込むのは、うわ、モロに貞子じゃないの。
なるほど、ゴーストものだったのね、この作品。
工場で機械に巻き込まれたり、車がクラッシュ&炎上したり、砂の穴に埋められたり、ガラスの破片が突き刺さったり、死に方はバラエティ豊富。
しかし、なんかどれもいまいちパッとしないなぁ。次々と死んでいく割りに、スピード感もあんまり感じられず。
死んだ人間に関する記憶が生者から失われるという設定は、すっごく面白いと思うんだけど、微妙に残念感が漂う。
続々と増えていくゴーストも、見た目がショボすぎるぜ。
そんな凡庸な亡霊ホラーですが、ラスト近くになって、やっとゴーストの正体がわかっていく過程はちょっと好かった。
子供たちのイタズラで植物人間になった少女の生霊だったのでした、て流れもまぁ凡庸なのですが、そこの見せ方はちょっとグッときました。
さらに、復讐を果たした少女が病院のベッドで意識を取り戻すラストでは、その少女がとってもキュートなのでハッピーエンドにも思えちゃったよ。