ここ数日で読んだ3冊
「光圀伝」
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: 単行本
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「天地明察」のようなエンタテイメント性は薄いが、青年時代の「詩で天下を取る」という発想にも唸らされました。
儒学にまつわる蘊蓄も適度に心地良く、ライバルとの友情や妻への愛情など青春な要素もまた好し。そのキャラも際立っていて好し。
「ヘンたて」
- 作者: 青柳碧人,pomodorosa(ろさ)
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: 文庫
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ユーモア系ではありながら無理に笑わせようとしない感性も好いし、甘酸っぱく残念な青春譚もまた好し。
「ベヒモス」
ベヒモス―クラーケンと潜水艦 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
- 作者: スコットウエスターフェルド,Scott Westerfeld,小林美幸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/06/01
- メディア: 単行本
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舞台は第一次大戦時のイスタンブールで、英国の遺伝子工学で作られた人造獣の飛行船に対し、ドイツはニコラテスラが開発した稲妻砲で迎え撃つ。
て設定がなんとも素敵ですが、主人公2人の友情(と愛情)を軸にしたジュブナイルな人間絵巻もまた好い感じであります。