本日の1枚 Roman Andren
Roman Andren / Juanita (CD)
- アーティスト: ロマン・アンドレン
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2008/01/09
- メディア: CD
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スウェーデンのキーボーディストによるメロウ・ブラジリアン・ジャズなアルバム。2008年のリリース。
レコ屋の謳い文句には「スウェーデンのデオダート」なんて書かれてましたが、その言葉に納得してしまうような、まるで70年代の質感なサウンドであります。
前知識なしに音を聞いたら、とても2008年の作品だとは思えないでしょう。
まずは冒頭の『Let's Live Forever, Love』。疾走するサンバなリズムに乗っかるのは、きらめきメロウ・グルーヴなサウンドにちょいと気だるい女性ヴォーカル。
うーむ、こりゃ70年代の米国フュージョン系メロウ・ブラジリアンであります。
続くメロウ・ボッサな『Bumblebee』も、ぼわーんとしたエレピの音色が気持ちいい。微妙にロー・ファイなこの響き、素晴らしいアレンジだなぁ。
リゾート感たっぷりな心地良い曲が目白押しなんですが、特にお気に入りは『If Tomorrow Will Come』。
これもまた柔らかにメロウなボッサ・ポップなのですが、コーラスなどの感触がとてもロジャニコっぽい。
このあたりのソフロ・テイストもまた、70年代な感じがするのです。
時おり挟まれるなぜかモンドなサイケ・ジャズ系の楽曲も好い。
ラストの『Love Has A Name』なんて、いかがわしい雰囲気がまた面白いなぁ。
Bumblebee