本日の1枚 Severin Browne

 Severin Browne / Severin Browne (CD)

セヴリン・ブラウン

セヴリン・ブラウン

 
 かのジャクソン・ブラウンの弟さん、セヴリン・ブラウンのファースト・アルバム。1973年にモータウンからのリリース。
 アコギを主体にしたシンプルめのSSWで、とても優しげな歌声がとても心地良いのです。兄に比べるとずっとお気楽に音楽に接してる感じかなぁ。
 
 軽快にオールド・タイミーな『Darling Christina』や木漏れ日フォーキーな『Snow Flakes』、メロウな『There's A Lot To Be Said』とか、穏やかな歌声とアコギの紡ぎがとても優しく響いてきます。
 派手さはなく、あくまでも小品な曲が多いのですが、しかしどの曲もとびきりのジャントルな心地良さに包まれています。
 ラストの『The All-American Boy And His Dog』は、ライヴな録音でファニーな演奏を繰り広げます。穏やかに進めて最後にこれで締めるセンスも好いなぁ。
 
 お気に入りは、モータウンらしさを感じる『Raggedy Ann & Me』と『Stay』の2曲。
 まず『Raggedy Ann & Me』は、ソフロ系の躍動感溢れるリズムが生み出すハッピーさがウキウキものです。
 そして、フリー・ソウルな『Stay』。ぶりぶりと前に出るベースはグルーヴィで、そこに爽やかな歌声が。抑えてるけどソウルフルさがこぼれるような歌声が素敵で、そのエヴァーグリーンな感性に痺れちゃうなぁ。
   
 
 Stay