本日の1枚 YMO versus The Human League

 YMO versus The Human League / YMO versus The Human League (CD)

YMO versus THE HUMAN LEAGUE

YMO versus THE HUMAN LEAGUE

 
 CD棚から発掘。ちょっとだけ聴いて放ったらかしにしてた盤ですが、久々に聴いたら悪くない、結構いい、いや、かなりいい。
 帯には「YMOをヒューマン・リーグがリミックス」という説明がつけられてますが、「YMOをヒューマン・リーグがカヴァー」と書くのが正しいでしょう。
 アルファ・レコードから1993年にリリースされた盤ですが、残念ながら当時は全く話題にもならなかったと記憶しています。
 
 4曲入りのミニ・アルバムで、まずは『Behind The Mask』。
 まるで80's全盛期のヒューマン・リーグなピヨピヨしたシンセ・サウンドに、哀愁の歌声、憂いの女性コーラスがとても素敵です。
 
 続いて『Kimi Ni Mune Kyun』は、シンセは抑えて軽やかな4つ打ちサウンドでカヴァー。英語詞ですが、サビの「君に胸キュン」は日本語で歌っておられます。微妙な発音がまたいい感じであります。
 さらに、ドラムンなリズムを取り入れた『Kimi Ni Mune Kyun (Extended Version)』も、地味だけどスカスカさがまた好いのです。
 
 最後は『Firecracker - Tong Poo』。ピコピコなゲーム音楽で始まり、両曲のメロディなどを適度に散りばめた、こりゃまぁまさにリミックスですな。
 基本的にはデトロイト・テクノなスタイルで、心地良くかつ面白みのある好ミックスであります。
 
 
 Kimi Ni Mune Kyun