ここ数日で読んだ3冊

 「地球を聴く」

地球を聴く―3・11後をめぐる対話

地球を聴く―3・11後をめぐる対話

 坂本教授が文化人類学者の竹村真一と対談、地球文明の未来と音楽について語っています。
 震災前から「地球目線」での都市づくりを提唱していた竹村氏の発言は、あくまでも前向きで共感できます。
 とりあえず、イチイチ欄外に太字でポイントが2行程度でまとめられるなど、過剰なほどの分かりやすさも素晴らしい。
 
 「マグダラで眠れ」
マグダラで眠れ (電撃文庫)

マグダラで眠れ (電撃文庫)

 「狼と香辛料」と同様に中世な世界観での、錬金術師のお話。
 ファンタジー要素はほとんどなし。剣も魔法も無しに、言葉の駆け引きだけで緊張感を演出する作風は相変わらず見事だと思う。化学な蘊蓄も好し。
 
 「チヨ子」
チヨ子 (光文社文庫)

チヨ子 (光文社文庫)

 ほろりと切ないホラー短編集。後味が良いのも悪いのも。