本日の1枚 Deniece Williams

 Deniece Williams / I'm So Proud (LP)

シークレット・ラブ(エクスパンデッド・エディション)

シークレット・ラブ(エクスパンデッド・エディション)

 
 中古レコード屋のバーゲンコーナーの常連的存在なアルバムが、普通の値段でCD再発されていると、ちょっとした驚きを感じたりする。それ、100円で売ってるって。
 1983年にリリースされたデニース・ウィリアムスのこの盤も、自分の中では100円レコのイメージしかなかった。実際、100円で買ったしね。ところが最近再発されたCDの謳い文句を見てビックリ、「長らく国内廃盤でプレミア状況が続いていた80’sブラコン名盤がついに復活」だと。
 
 デニース・ウィリアムスといえば、やはり名曲『Free』を収録したアルバム「This Is Niecy」とつい比較しちゃいます。なので、実はこの盤もイマイチと判断してずっとレコ棚の奥にしまい込んでました。
 再発を機に久々に針を落としてみると、あら、結構いいじゃない。
 プロデュースはジョージ・デュークで、シンセを主体にしたライト・メロウなサウンドが耳にとても気持ちよい。
 洗練された洒落たシティ・ソウルな趣も、なんとなく楽しめるようになったのでしょう、自分的に。
 
 まずはライト・シンセ・ディスコな『Do What You Feel』。スッと抜けたサウンドが心地良い、SOLARレーベル的なダンサー・トラックであります。
 ジョニー・マティスとの『So Deep In Love』とフィリップ・ベイリーとの『They Say』、この2つのデュエット曲がなかなか好いのです。
 
 デニース・ウィリアムスの高音ヴォイスの妙が味わえるのは『I'm So Proud』ですが、一番のお気に入りは軽やかにフリー・ソウルな感の『It's Okay』。最後のほうのサンバなリズムと子供コーラスが最高です。
 レゲエな『Love, Peace And Unity』も面白いかな。
 
 
 Do What You Feel