本日の1枚 Oh, Yoko

 Oh, Yoko / Seashore (CDS)

Seashore

Seashore

 
 光武理絵(Miko)とウィル・ロング(Celer)の2人ユニット。これがデビュー・シングルで、この2人が始めたレーベル、Normal Cookieからのリリース。
 Amazonなどの紹介文では「レトロな電子楽器やアコースティックな楽器を使ったノスタルジック・ポップミュージック」なんて書かれてるので、なんとなく昔のステレオラブのような音を想像していたら、実際はかなりアンビエントサウンドでした。
 ジャケ写のように、色褪せたノスタルジックさは確かに感じます。そして、静かなれど確かにポップ。
 
 静謐なエレクトロニカは無色に始まり、やがて様々な淡い色彩が現れてくる、そんなサウンド・スケープは心地良く美しくもどこか物悲しい。
 光武理絵の歌声はちょっとクセのある浮遊感があって、なんとなく無垢で穏やかなツジコノリコといった印象を受けました。
 鼻歌っぽいコーラスとか、キュートだけど異質な感触が素敵です。
 
 テーリ・テムリッツによるインストと、同人(DJ Sprinkles名義)によるリミックスの計3曲入りですが、お気に入りはそのリミックス。
 4つ打ちにするとガラリと印象が変わり、哀愁なサウンドとあわせて、デトロイト・テクノな感触がカッコいいんだわ。
 
 
 Seashore