本日の1枚 My Bloody Valentine
My Bloody Valentine / Ecstasy & Wine (CD)
- アーティスト: My Bloody Valentine
- 出版社/メーカー: Lazy
- 発売日: 2005/09/06
- メディア: CD
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マイブラといえばやはり「Loveless」あるいはその頃のシングル、または「Isn't Anything」あるいはその頃のシングル、ということになりましょう。すべてクリエイションからですが、それ以前にリリースしていた何枚かのシングルも、趣は違えどなかなかの良作であります。
これはLazyというレーベルから1987年にリリースした2枚のシングルを収録した盤で、バンドの了承を得ずに勝手にアルバム化されたということでレーベルとの間で随分ともめたそうで。
まだ轟音ギターを聴くことはできませんが、それ故に剥き出し状態のメロディなどは、普通にギター・ポップとしての良質さを味わえます。
青春なネオアコ・サウンドに、時折ジザメリなテイストを交えて。もちろん耽美な轟音ノイズも好いですが、こういうキラキラした音も好い。
オープニングの『Strawberry Wine』から、透明感いっぱいな煌めきギタポ。これはマイブラ・フォロワーの Lushっぽかったりして。続く『Never Say Goodbye』は、ジザメリ系の轟音ギターに、爽やかな掛け合いヴォーカルがこれまたキラキラ。
『Can I Touch You』はちょっとヘボいアノラック感で、『She Loves You No Less』はこれまたモロに青春ギタポで・・・。
ソニック・ユース的に始まる『Clair』も、気付けば爽やかなギタポ曲になってるし。
なんというか「Isn't Anything」以降では味わえない、ちょっとハッピーな感も好いね。
Strawberry Wine
She Loves You No Less